絶望工場操業中
【秋葉原無差別殺傷】人間までカンバン方式
http://d.hatena.ne.jp/boiledema/20080610#1213114352
すばらしいタレ込みを読んで、「自動車絶望工場―ある季節工の手記」を思い出した。
- 作者: 鎌田慧,本多勝一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1983/09/08
- メディア: 文庫
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以前、この本を読んだときには
「ひどい話だ。こういう時代があったんだなぁ」と思っていたが、
そうじゃなかったんだな、、、今もか、
今のほうがもっと悪いのかもしれない。
何のために賃金を圧縮して利益を拡大しているのだろうか?
と思って理念を確認。
http://www.toyota.co.jp/jp/vision/message/
おお、「自動車をとおして豊かな社会づくり」。
「なるほど。これが理想の豊かな社会なのか。」
とか皮肉を言ってみたくなるけど、創業から70年もすれば理念は失われるし、株主の言うこと聞いて最大利潤の追求するしかないよなぁ、、、
と思って株主確認。
http://www.toyota.co.jp/jp/ir/stock/outline.html
う〜ん。微妙。
投資銀行とか関連会社ばっかり。
「豊かな社会」か、
確かに道路も電車も飛行機も建物もあるし、大概の物は売っているけど、
年金問題やら、バブルの負債やら、選挙対策のための老人偏重の制度やら、そりゃ出生率も下がるよなぁ、、さしあたり年金もらえないよねこの調子じゃ。
「希望」は無いなぁ。
ま、それも当然で、
伸びしろがあるときは「希望」にあふれているけど、伸び切ってしまったときは「希望」は失われるのは至極当然。
「貧しいけど希望にあふれる社会」
「豊かだけど希望のない社会」
どっちが良いんだろうねぇ、、、
なんでも簡単じゃないよね。